少ない予算で、本の電子化・自炊をする場合、値が張る裁断機を避けて、カッターと定規で本を裁断することを思いつくと思います。
しかし、定規を使用した本の裁断は、どうしても裁断面が微妙にずれるため、裁断面が荒くになる傾向があります。
そのような裁断した本をスキャナでスキャンすると、下記のようにスキャナに紙の粉が溜まってきます。
左右の紙を支えるサイドガイドに粉が溜まっています。
カバーを開けて内部を見てみると、こちらにも紙粉や紙屑が溜まっています。
ゴミが溜まる度に、清掃して我慢するということも出来ますが、本体内部、特に本を読み取る画像センサー部に、ゴミが混入した場合は、スキャン時に縦のラインが入ったりしますので、メーカーに修理に出してゴミを取り除いてもらわなければなりません。
除去費用は、メーカーによりますが大体、8,000~10,000円程度のようです。
実際、自分が使用しているScansnap S1500は、センサー上部にあるガラスカバーの粘着に隙間があるため、ゴミが入りかけています。
黒い部分が両面テープとガラスカバーが接着されている個所で、白っぽくなっている個所がくっついていない部分。
ご覧のとおり、自分のScansnapは接着されていない面積が大分あり、外れ品のようです。
紙カスが混入した部分の拡大。この部分以外にも、結構紙カスが入っています。
はじめはカッターで裁断していたのですが、この紙カス混入の件で、仕方なく裁断機を購入しました。
裁断機でカットした本なども、何百枚と連続スキャンすれば若干紙カスで出ますが、ここまでひどくはあません。
修理になった場合の費用を考えたとき、「結局は裁断機を買った方が安かった」なんてことになりかねませんので、はやりスキャナ本体と合わせて裁断機を購入することをお勧めします。
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