これを書いてる2024年現在、Adobe ReaderとAcrobatは1台のWindowsパソコンに同時インストール・共存できません(不可です)。このことは、アドビサイトにも記載されています。
警告 : Acrobat 製品が既にインストールされている場合:
異なるバージョンの Acrobat Reader / Acrobat を同一コンピューターに複数インストールすることはできません。システムの競合により、インストールや動作に問題が発生する可能性があります。
Acrobat 製品が既にインストールされている端末の場合は、Acrobat に関連するフォルダを全て削除し再インストールする方法 の手順 A~C を参照し、事前にアンインストールを行ってください。
引用:Windows に Adobe Acrobat Reader をインストールする
以前は、Adobe ReaderとAcrobatの共存・同時インストール可能だったのですが、アドビの方針で変更になったようです。
もっと言うと、昔はAcrobatのバージョン違いの同時インストールも可能でした。
が、しかし納得がいかんということで、ダメもとでAcrobatがインストールされているWindowsパソコンに、Adobe Readerをインストールしてみました。
Acrobatが入ってといるPCにAdobe Readerをインストールしてみる
へアクセスし、Adobe Readerのインストールプログラムをダウンロードします。
Adobe Readerのダウンロードが完了したら「ファイルを開く」をクリックし、インストールを実行します。
「Adobe Acrobat Reader インストールはまもなく開始されます・・・」と表示され、インストールが始まりました。
が、しかし「アプリケーションは既にインストールされています。 Adobe Acrobat Reader:アプリケーションはインストール済です」と表示され、インストールできませんでした。その後、、、
ブラウザが起動し「Adobe Acrobat ProとReader」の機能比較ページが表示されました。
続けて、インストール済みのAcrobatが自動で起動しました。やはり追加でAdobe Readerを入れるのは無理みたいですね。
Acrobatを削除して、Creative Cloudの他のアプリが入っている状態でインストールしてみる
Acrobatを削除し、Creative Cloudの他のアプリが入っている(ログイン済み)状態で、Adobe Readerをインストールしたらどうなる検証してみました。
この場合は、Adobe Readerとしてインストールされます。初回起動時だけ、
現在Acrobatサブスクリプションをご利用中です。このアプリをアップグレードすると、プレミアム機能をインストールして、アップグレード中も作業を継続できます。
と表示されますが、キャンセルを押します。
すると「アップグレードの環境設定を確認」画面が表示されます。
アップグレードのインストールをキャンセルすると、プレミアム機能にアクセスできなくなります。作成、変換、編集など、このアプリのプレミアム機能を使用するには、インストールを継続してください。
と、再度確認画面が表示されるので「キャンセル」をクリックします。これでAdobe Readerとして使うことが出来ます。
Acrobatと共存は不可ですが、他のCreative Cloudアプリとの共存は可能という結果になりました。
Adobe ReaderとAcrobatの共存についてのまとめ
やはり、メーカーのAdobeの言う通り「Adobe ReaderとAcrobatの共存は不可」ですが、他のCreative Cloudアプリとの共存は出来るという結論になります。
普段は、Acrobatを使用していて、Adobe Readerを使っている所の資料を作りたい(キャプチャーしたい)という場面では、両方インストールできた方が便利なのですが残念ながらそれは出来ません。
ただ、画面のレイアウト(UI)はほとんど同じで、一部メニューが異なるだけなので、資料に但し書きとして「説明画面では上位版のAcrobatを使っているため、Adobe Readerと異なる部分がありますが、操作に支障はありません」と一筆書いておけばよいかと思います。
コメントをどうぞ
Acrobat9を使っているWindows11のPCに、ダメもとで、Acrobat Readerをインストールしてみました。
うまくインストールできて、エクスプローラのコンテキストメニューの「プログラムから開く」で、使い分けることもできましたよ。
ご参考まで
教えて頂きありがとうございます。うらやましいです!
インストールする(されている)順番が原因なのか同時インストールできるように最近アドビが変更したのか・・・
機会がある時にもう一度試してみます。
32bit版なら共存できるのではないかと思います。
勝手に64bit化されてしまう仕様なのでそれを阻止する必要はありますが…。
両方32bit版でなら共存できるのではという事ですね。
この記事で書いている、ReaderとAcrobatとの共存ではないのですが、だいぶ前にAcrobat9(32bit)が入っている状態で、Acrobatの64bit最新版をインストールしたら途中で有無も言わせずAcrobat9のアンインストールが始まった(少し前は異なるバージョンで共存で出来ていた)ので共存を認めていないのは64bit版という事になりますでしょうか。
Acrobat9はWindows10(11は未確認)で動くとは言え、サポートはとっくに終わっているのでセキュリティを考えれば分からなくもないですが。
共存の情報、ありがとうございました!