100均ダイソーのジョイントラック(スチールラック・メタルラック)の詳細な仕様・スペックについて記載します。
普段の組み立てでは気にするところではありませんが、サイズギリギリのスペースに配置したいなど、こだわる人には必要な情報だと思いますので、詳しく見ていきます。
なお、サイズを測っているノギスは、100均のセリアで購入した簡易的なものなので、実際は数値が前後する可能性があります。
ジョイントラック用 棚板のサイズ・寸法
ジョイントラック棚板、45cm×20cmのサイズを使って、各部詳細を見ていきます。
棚板の網目部分の厚さは約1.75cmになります。
ジョイントラックの棚板は、ワイヤーを使って作られていますが、そのワイヤーは細いタイプと太いタイプの2種類があります。太い方のワイヤーサイズは約0.35cmです。
細い方のワイヤーサイズは約0.15cmです。
棚板の四隅に取り付けられている固定リングは、高さが約2.9cmです。
次に固定リングの内径です。固定リングは、上と下で内径が違い、下の方が大きく出来ています。ちょうど「ハ」の字ような形です。
このような形にすることで、ポールと棚板をしっかり噛ませることができます。固定リングの上部内径は約1.6cmです。
固定リング下部内径は約1.7cmです。
固定リングの上部外径は約2cmです。
固定リング下部外径は約2.1cmです。
ジョイントラック棚板の精密さについて
固定リングにはワイヤーが溶接されています。まずは、上の画像の溶接個所を見てください。
次に別のスチールラック棚板の固定リングは溶接個所です。先程の画像と比べると、やや上の部分に溶接されているのがわかります。
四隅の固定リングの溶接箇所がこのように微妙にずれていると、棚板は歪んでしまっていることになります。
実際に、平らな机の上に置いてみると、この棚板は一か所だけ浮いてるような感じになってしまいます(ただ、ポールの下にあるアジャスターで高さ調整できるので床に届かない足はここで調節可能です)。
これでは、固定部品がしっかりはまらない箇所が出てきます。
100均商品だからと言えばそれまでですが(この棚板は大きいので300円)、棚板に精密さを求めてる人は注意した方がいい部分です。
棚板を購入する時は、この部分をチェックしズレが少ない物を選んで購入すると良いと思います。
ジョイントラック棚板の側面について
ダイソーのスチールラックの棚板の側面は、まっすぐになっておらず、画像のように「く」の字になっています。
強度を増すための設計だと思いますが、ここが平ら(垂直)を想定していた方は注意する部分です。ほとんどの方が気にする部分ではないと思いますが…
ジョイントラック全体の強度・耐荷重
組み立てたジョイントラックにかけられる、全重量は約10kgまでとなっています。
使っているワイヤーが細いため、ちょっとした力ですぐ曲がり強度的には強くないため、全体で10kgは妥当な範囲だと思います。
組み立ての際は、無理な力が掛からないように注意した方が良いと思います。
ジョイントラック用 バスケット棚のサイズ・寸法
ジョイントラック バスケット棚、45cm×20cmのサイズを使って、各部詳細を見ていきます。
バスケット棚の全体の高さは約7cm(撮影角度で6.7cmに見えます)。メーカーが6.5cmと言っているのは、カゴの高さになります。
所でなぜ、足でかごを踏みつけているかというと、、、
バスケット棚の中心部分は、平らなのですが、
端の方に行くと、このように浮いてしまっているんです。3つ買いましたが、すべて浮いてました。なので、正確に測るために、足で押さえつけていたわけです。
カゴの浮きがあった場合は、手で平らになるようにやさしく押し込みましょう。
バスケットカゴ棚の網の隙間の大きさは、縦が約2.5cm。
縦が約2.4cmと、若干縦の方が狭くなっています。両方とも画像の向きが逆ですね。すみません。
ジョイントラック用 ポールのサイズ・寸法
ポールのピッチの詳細
ダイソーのジョイントラックのポールは、棚を固定する溝(ピッチ)が刻まれています。目印として、5個毎に溝が2本入っています。
溝と溝の間は約2.2cmです。
ポールの一番下(アジャスターを含む)から最初の溝までの長さは約3.45cmです。
ポールの一番下(アジャスターを含まず)から最初の溝までの長さは約2.7cmです。
ポールのアジャスター詳細
ポールの一番下についているアジャスターの厚みは約0.8cm です。
ポールからアジャスターを抜き、ネジだけの部分を測った様子です。約2.15cmです。
アジャスターをポールから伸ばした様子。アジャスターを一度外して再び差し込み2回転させた状態で測定した場合は約1.4cmで、最大この長さまでポールの長さを延ばすことが出来ます。
ただし、このアジャスターは短くても最大の長さでもぐらつきがあります。
アジャスターのボルトサイズは、約0.6cmです。
ジョイントラック ポールの直径
ジョイントラックで使用するポールの直径約1.3cmです。
ジョイントラック用 延長ポールのサイズ・寸法
延長ポールの下部は、繋げるためのネジ山が付いています。
延長ポールのネジのサイズは約1.1cmです。
延長ポールの上部にもキャップが付いており、このキャップを外すとネジ穴が出てきます。
ネジ穴のサイズは同じで、延長ポールにさらに延長ポールをつなげることもできます。
しかし商品の精度が悪いため、ポールをまっすぐにつなげることはできません。
フローリングの線と並べると、途中から線からずれているのが分かります。
一番フローリングの線からずれてしまっている中央部分の様子。ちょうど連結部分に当たります。
物理的に、延長ポールにさらに継ぎ足しは可能ですが、この精度では使いにくいです。という分けで、延長ポールの継ぎ足し使用はお勧めできません。
ジョイントラック用 キャスターのサイズ・寸法
ポリウレタンキャスター
ポリウレタンのキャスターは、高さ・サイズは約4.5cmあります。
ナイロンキャスター
キャスターの取り付け方。ポールについているアジャスターを外し、キャスターのボルトをポールの穴に差し込みます。
取り付けには、スパナを使用してしっかり固定します。一応、手で回してキャスターを付けられないこともないですが、すぐ緩まると思うのでスパナは用意した方が良いでしょう。
ナイロンのキャスターは、高さ・サイズが約4.1cmあります。
キャスターを付けた時のメタルラックの高さを求める計算
ポールにキャスターを取り付けた場合の高さについては、下記の数式で求めることが出来ます。
ポールの長さ-アジャスターサイズ(0.8cm)+キャスターの高さ=キャスターを取り付けた高さ
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