キヤノンが新しいドキュメントスキャナ DR-C125を発売しました。自炊・電子書籍に興味がある人やScanSnap S1500を持っている人はスペックが気になると思います。
そこで、簡単ですがDR-C125とScanSnap S1500のスペックを比較しました。
*新バージョンのScanSnap S1500Aが出ましたので、情報を書き換えました(2012/3/20)。
DR-C125 | S1500 | |
スキャンスピード カラー200dpi* | 50面/分 | 40面/分 |
スキャンスピード カラー300dpi | 30面/分 | 40面/分 |
スキャンスピード カラー600dpi | 6面/分 | 10面/分 |
スキャンスピード 白黒600dpi | 26面/分 | 40面/分 |
超音波重送検知 | 有り | 有り |
イメージセンサー | CIS | CCD |
原稿搭載枚数 | 30枚 | 50枚 |
ドライバー | ISIS/TWAIN | ScanSnap Manager (オリジナル) |
その他 | Acrobat X Standard 日本語版付属 |
|
Amazonでの販売価格 2012/3/20日現在 |
33,500円 | 38,290円 |
※ 各仕様書を見るとScansnap S1500は枚数、DR-C125は面数と枚数で記載されているので比較には面数で統一しました。またフルカラーとグレースケールではそれぞれ読み取りスピードに違いがありますので詳しくは各リンク先をご覧ください。
全般的にScanSnapの方が性能が良く、本の電子化・自炊でよく使われている新書・文庫向けの白黒600dpiモード、雑誌向けカラー300dpiモードでは、スキャンスピードが上回まっていますし、読み取りイメージセンサーもCCDと性能が良いです。
CCDとCISセンサーの違いについてはWikipediaのイメージスキャナを参照下さい。ただ、ここでの説明はフラットベッドスキャナになるので参考程度がいいと思います。
また、PDFの編集が色々できる、Acrobat Xが付属している点も電子書籍・自炊する人にはメリットが相当大きいです。Acrobatの編集機能については下記をご参考ください。
ただ、本体設置スペースという点では、ラウンドスキャンタイプデザインのDR-C125の方が場所を取りません。
はじめにキヤノンが新しいドキュメントスキャナDR-C125を発売したと知った時、いよいよScanSnapのライバル登場かと思ったのですが、そうではなくて場所を取らずに手軽にスキャンできる新しい分野のタイプということのようです。
しいてライバル機種を上げれば、小型なタイプのScanSnap S1300辺りになるのでしょうか。
以上のことから、「本の電子化・自炊するならScanSnap S1500」、「ちょっとした雑誌・書類を頻繁にスキャンするなら場所を取らないDR-C125」を選択するといいかも知れません。
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