敢てここで書く必要もないと思いますが、本の電子化のメリットは下記の点が上げられます。
電子化のメリット
- 本を収納するスペース不足からの解放。
- 電子リーダー(iPadやSonyReader等)の容量を許す限り、沢山の本を持ち歩ける。
- OCRをかけた場合、本の内容を検索できる。
- OCRをかけた場合、テキストがコピーでき、必要な部分をWORDなどにまとめることが出来る。
電子化のデメリット
- 電子化したデータのバックアップの重要性。
- 電子化でスキャンした本のデータ(画像)が、斜めになる場合がある。
バックアップは、データが消えてしまったら、本のデータも消えますので、日ごろからバックアップが重要です(外付けHDD/DVD-R、オンラインストレージ(sky drive/Dropbox/その他有料サイトなど)の2つにバックアップをしておけば大丈夫だと思います。
オンラインストレージに保存する時に、万一データの内容が見られたら…と心配な方は暗号化ソフトを使用して長いパスワードを設定することで、完璧ではないですが安全性を高めることができます)。
個人的に気になったのが、「スキャンしたページが斜めになる場合が多々あること」です。
ScanSnapには、スキャンした用紙が斜めの場合に自動で補正する機能(文字列の傾きを自動で補正します)がありますが、補正効果は若干良くなる程度です。
ページ全体が文字で埋まっている場合は効果が見られますが、「グラフ・写真・マンガ」や「意図的に文字を斜めにレイアウトしている」ページなどでは、斜め補正が効かない・まれにひどい斜め・90度に回転などの意図しない補正を行います。
また、自動補正機能は書籍との相性により、若干画像が荒れたり、ジャギー(ギザギザ)が現れる場合がありますので、機能をオンにする前にテストを行う必要があると思います。
それと、普段は意外と気づきませんが、本によっては元から斜めに印刷されている場合も結構あります(新書は比較的まっすぐですが、単行本などは斜めのページが含む割合が多いです)。
ページが斜めで読み込まれ、気になる場合はScanSnap Organizerの編集モードで修正は可能です。
しかし、斜めになっているページを毎回修正するのは大変で疲れてしまい、本の電子化自体が嫌になってしまいます。
当初、この斜めに読み込まれたことが凄く気になり1ページずつ補正してたのですが、時間だけが過ぎていく感じできつかったです。
それで、出た結論が目に余る以外の斜め読み込みは諦めることでした。
ですから、ある程度斜めになっていても「気にしない」ことが本の電子化・自炊を行う上で、かなり必要になります。
関連記事
コメントをどうぞ