ScanSnap iX1500、iX500、S1500に付属のAdobe Acrobat、ReaderのPDFデータに含まれている画像形式データがどのような圧縮の種類で保存されているのか調べてみました。
はじめはネットで調べてみましたが、それらしい情報が見つからず困りましが、ふとAcrobatの環境設定内のPDFへの変換項目を見たら画像からPDFへ変換する際にどの画像形式で保存するかの設定がありました。
というわけで、以下がPDFで扱える画像形式です。
PDFで扱える画像形式の種類
白黒(単色)
CCITT Group4/JBIG2(劣化なし/劣化あり)
グレースケール
ZIP/JPEG(最低/低/中/高/最高)/JPEG2000(最低/低/中/高/最高/劣化なし)
カラー
グレースケールと同じ。
その他にGIFも扱えるようです。Acrobatで画像からPDFへ変換する際、GIF画像はそのまま取り込まれるみたいです(データの読み込み・書き出しのファイルサイズからのあくまで想像です)。
このGIF画像の利用法として、例えば4色カラーの文字中心の本を、カラーの表示も残してスキャンした場合、通常JPEGを選択することになりますが、後からJPGE→GIF変換→PDFにするとこで劣化がなくデータサイズを小さくしたPDFが作ることが出来ます。
グレースケール時のJPEG(8bit)についてですが、JPEGはグレースケール8ビットの指定が出来るのでAcrobat/scansnapグレースケース読み取り時には、このモードで保存されています(今までJPEGはフルカラーのみの形式だと思ってました)。
白黒のデータ形式についてですが、PDFは、CCITT Group4とJBIG2(劣化なし/劣化あり)から選べます。それぞれについての特徴は下記の通りです。
CCITT Group4
Faxで使われている圧縮形式で、データ量がJBIG2より1割り程度多くなる傾向があるがAcrobat/Readerでページをめくる時にタイムラグなく素早く表示できます。
JBIG2(劣化なし/劣化あり)
CCITTよりも圧縮率が高い。しかしAcrobat/Readerでページめくる時にワンテンポ遅れて表示され、特に見開きでマウスのホイールで次々ページ送りをすると表示にタイムラグが生じ若干ストレスを感じます(PCスペック WinXp Pentium DC E5200 MEM2GB)。マシンスペックから考えると圧縮率が高いので処理が追いついていないということではないとは思うんですが…
この〝ワンテンポ遅れて表示〟されることがやや気になるので、白黒の画像をPDFにする際は、データ量の節約よりも素早く表示されることを優先しCCITTで保存しています。
因みにScanSnapの白黒モードでスキャンした場合はCCITTの方で保存されているようです。
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