重要な内容のPDFを他人に渡すとき、内容を保護するためにパスワードを設定しておくと安心です。
また、取引先の要望でPDFにパスワードをかけること求められる場合があります。
このような時、Adobe Acrobatを使えば、簡単にPDFファイルにパスワードをかけることができます。
Acrobatでパスワードを設定する方法
「① すべてのツール」をクリックして、表示されたリストの中から「② PDFを保護」をクリックします。
一番上にある「パスワードで保護」をクリックします。
「パスワードを使用して保護」の画面では、
「① 保護する対象を選ぶ」→「② パスワードを入力」→「③ 適用ボタン」の順で入力していきます。
パスワードで保護する対象には2種類がある
閲覧
PDFを開くときにパスワードの入力が必要になります。
編集
PDF自体は開いて読むことができますが、内容を編集するときにパスワードの入力が必要になります。
編集にパスワードをかけておくと、内容の書き換えや改ざんを防止できるため、偽造対策に有効です。
身近な例では、家電メーカーが公式サイトで公開している取扱説明書のPDFに設定されているケースに良く見られます。
パスワードを設定するときの注意点
- パスワードは6文字以上でなければなりません。
- 簡単なパスワードは「脆弱なパスワード・中程度のパスワード」などの警告が出ます。ただし警告が出てもそのまま設定することは可能です。
無料のAcrobat Readerでできること
無料のAcrobat Reader単体ではパスワード設定はできません。設定を行うには有料版のAcrobatが必要です。
ただし、パスワードが設定されたPDFを開くことは可能です。
まとめ
- 有料版Acrobatなら直接パスワードを設定できる
- 無料のAcrobat Readerでは閲覧のみ可能
PDFのパスワード設定は、情報漏えいを防ぐ基本的なセキュリティ対策です。
用途に応じて、最適な方法を選びましょう。