
Wordで文書を作成していると、文字が何もない空白ページが最後や途中に残り、BackspaceキーやDeleteキーを押しても消せないことがあります。
Wordの空白ページは、本当に何もないのではなく、画面では見えない段落記号、改ページ、セクション区切りなどが配置されていることで発生します。
原因となっている記号を表示すれば、ほとんどの場合は不要な空白ページを削除できます。
この記事では、Word文書の最後と途中にできた白紙を消す方法を、原因別に紹介します。
最初に編集記号を表示して原因を確認する
空白ページを削除するときは、最初に段落記号や改ページなどの編集記号を表示します。
Word上部の「ホーム」タブを開き、「段落」グループにある「編集記号の表示/非表示」をクリックしてください。
ボタンには、左右を反転させたPのような「¶」の記号が表示されています。
Windowsでは「Ctrl+Shift+8」、Macでは「Command+8」のショートカットキーでも表示を切り替えられます。
編集記号を表示すると、空白ページに段落記号、改ページ、セクション区切りなどが見えるようになります。
文書の最後にある空白ページを削除する方法
文書の最後に白紙が追加される主な原因は、余分な段落記号と、表の後ろに自動的に作られる終端の段落です。
余分な段落記号を削除する
空白ページに「¶」が複数表示されている場合は、不要な段落が入力されています。
空白ページに表示された段落記号をドラッグして選択し、BackspaceキーまたはDeleteキーを押してください。
前のページの最後にカーソルを置き、空白ページが消えるまでDeleteキーを押す方法でも削除できます。
必要な文章まで消してしまった場合は、「Ctrl+Z」を押せば直前の操作を元に戻せます。
表の後ろに残る段落記号を1ポイントにする
文書の最後が表で終わっている場合、表の直後にある段落記号を完全に削除することはできません。
Wordでは文書の最後に段落記号が必要なため、その段落記号が次のページへ押し出されると、最後に白紙が作られます。
空白ページにある最後の段落記号を選択し、「ホーム」タブのフォントサイズ欄へ「1」と入力してください。
段落記号が1ポイントまで小さくなると前のページに収まり、最後の空白ページが消えます。
それでも消えない場合は、選択した段落の前後の間隔を0ポイントにし、行間を「固定値」の1ポイントに変更します。
下余白が大きい文書では、「レイアウト」タブの「余白」から下余白を少し狭くする方法もあります。
「段落前で改ページ」を解除する
段落記号の横に小さな四角が表示されている場合は、その段落に改ページの設定が付いている可能性があります。
対象の段落を右クリックして「段落」を開き、「改ページと改行」タブを選択してください。
「段落前で改ページ」にチェックが入っている場合は、チェックを外して「OK」をクリックします。
設定が原因だった場合は、段落が前のページへ戻り、空白ページも削除されます。
文書の途中にある空白ページを削除する方法
文書の途中に白紙がある場合は、手動の改ページかセクション区切りが挿入されていることが多くあります。
手動で挿入された改ページを削除する
編集記号を表示したときに「改ページ」と表示される場合は、そこで強制的に次のページへ送る設定になっています。
「改ページ」の文字部分をクリックまたはドラッグして選択し、Deleteキーを押してください。
改ページが削除されると、後ろの文章が前のページへ移動し、途中の白紙が消えます。
文章の区切りとして改ページが必要な場合は、削除後のレイアウトを確認してから文書を保存してください。
セクション区切りを確認する
「セクション区切り(次のページから開始)」や「セクション区切り(奇数ページ)」があると、途中に空白ページが作られることがあります。
特に奇数ページまたは偶数ページから開始する設定では、ページ番号を合わせるために白紙が自動挿入されます。
不要なセクション区切りであれば、区切りの直前にカーソルを置いてDeleteキーを押します。
ただし、セクション区切りを削除すると、用紙の向き、余白、ヘッダー、フッター、ページ番号などの設定が前後で変わることがあります。
レイアウトを残したい場合は、セクション区切りを削除せず、「レイアウト」タブの「区切り」から連続する種類へ変更します。
Wordのバージョンによっては、連続するセクション区切りが「現在の位置から開始」と表示されます。
文字や画像があるページを丸ごと削除する方法
空白ページではなく、文章や画像が入っている特定の1ページを削除したい場合は、ページ内の内容をまとめて選択します。
- 削除したいページ内をクリックします。
- Windowsでは「Ctrl+G」、Macでは「Option+Command+G」を押します。
- ページ番号の入力欄へ半角で「\page」と入力します。
- Enterキーを押してから画面を閉じます。
- ページ全体が選択されていることを確認し、Deleteキーを押します。
この方法では、ページ内の文字、画像、空の段落などをまとめて削除できます。
空白ページを削除できないときの確認ポイント
ここまでの方法でも白紙が消えない場合は、次の項目を順番に確認してください。
- 「表示」タブで表示方法を「下書き」に変更し、セクション区切りが隠れていないか確認します。
- 空白ページの前にある段落の「段落前で改ページ」「次の段落と分離しない」などの設定を確認します。
- 前のページにある表、画像、テキストボックスが用紙の印刷可能範囲を超えていないか確認します。
- 最後の段落記号を1ポイントにしても残る場合は、下余白や段落間隔を少し狭くします。
- セクション区切りを削除した直後にレイアウトが崩れた場合は、「Ctrl+Z」で戻して区切りの種類だけを変更します。
空白ページを削除する前に文書を複製しておく
段落記号や改ページの削除は簡単に元へ戻せますが、セクション区切りを削除すると複数ページの書式に影響することがあります。
重要な文書を編集するときは、「名前を付けて保存」でコピーを作成してから操作すると安心です。
特にページごとに用紙の向きやヘッダーが異なる文書では、セクション区切りを削除する前後の表示を確認してください。
まとめ
Wordの空白ページは、見えない段落記号、改ページ、セクション区切りなどが原因で発生します。
最初に「編集記号の表示/非表示」を有効にし、空白ページに何が配置されているかを確認するのが解決への近道です。
文書の最後が表の場合は、削除できない終端の段落記号を1ポイントにすると白紙を消せます。
セクション区切りを削除すると文書の書式が変わる可能性があるため、必要に応じて連続する区切りへ変更してください。
