
洗濯機(型番 ES-GE60L)の電源ボタンを押し、いつも通りスタートボタンを押しましたが、洗濯が始まらず動きません。
スタートボタンが反応しなくなったようです。そこで今回は実際に自分で分解し、接点掃除して修理したところ、正常に動作するようになりましたので、その様子をお伝えします。
同じように、
- ボタンを押しても反応しない
- 強く押さないと動かない
- 一部のボタンだけ効かない
という症状で困っている方の参考になればと思います。
洗濯機を分解して操作パネル基板までたどり着く

コンセントから電源を抜いた後、水道ホースを取り外します。

まず、最初に手前の左右横にあるネジを外します。

奥の2箇所にネジがあるのでこちらも外します。

上部の蓋と本体と繋がっているケーブルを外すのが手間がかかりそうだったので、洗剤ボトルを利用して、このように固定します。

右側の端を沿って来ているケーブルが固定取れているので外します。その後、基盤ユニットネジを回して取り外します。
左側にある黒い長方形ユニット(脱水時に蓋をロックする部品)も一緒に取り外します。
操作パネル基板の接点清掃を行う

こちらが、電源ボタンの基盤です。基板の上にはフィルムが貼られていますが、防水対策の為か、全面が粘着されているため、簡単には外せません。
基板とフィルムの間にマイナスドライバーを差し込み、ゆっくり持ち上げながら慎重に剥がしていきます(この時、基板を傷つけないように注意してください)。
この洗濯機の操作ボタンは、フィルム側の黒い接点部分と、基板側の接点が触れることで動作する仕組みになっています。
長年使用していると、汚れや酸化などによる接点不良が発生し、ボタンを押しても反応しなくなることがあります。

今回は、反応しなくなっていたスタートボタンの位置までフィルムを剥がし、フィルム側の黒い接点部分と、その真下にある基板側の接触面を、アルコールを含ませたティッシュで綺麗に清掃しました。
フィルムを戻す時は、拭いた個所を十分に乾かしたうえで元に戻します。すぐに戻すと水分が残り錆の原因になります。
接点清掃は本来は無水エタノールがベスト

今回はアルコールを使って清掃しましたが、電子基板の接点清掃には、本来であれば無水エタノールを使うのが理想です。
無水エタノールは水分をほとんど含まないため、乾きが早く、基板や接点部分に水分が残りにくいというメリットがあります。
今回のように、フィルムと基板の間にある接点を清掃する場合、水分が残るとサビや接点不良の原因になる可能性があります。
また、ティッシュで拭くと、細かい繊維が接点部分に残ってしまうことがあります。接点部分を清掃する場合は、毛羽立ちや紙粉が少ないキムワイプのような紙ワイパーを使った方が安心です。
分解の逆の手順で元に戻して修理完了

あとは分解した時と逆の手順で組み立てていきます。黒い長方形の蓋をロックする部品を取り付ける時は、洗濯機の蓋を開けた状態で取り付けます。
戻し終わってスタートボタンを押すと、反応しなかったスタートボタンが無事に動作するようになりました!
接点部分の汚れや酸化によって正常に電気が流れなくなっていたものが、清掃によって改善し、再び正常に接触するようになりました。
危うく洗濯機を買い替えるところでした。ただ、直近ではこの洗濯機のVベルトも交換しており、全体的に経年劣化が進んでいるのは間違いなさそうです。
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