先日のPCエンジン分解写真レビューに引き続き、ドリームキャスト(DC,Dreamcast)の分解レビューです。
ドリームキャストは、セガ最後のゲーム機で湯川専務のCMで記憶に残っている人も多いと思います。今回もWikipediaの情報を見ながら解説していきます。
ホワイトを基調としたデザインです。コントローラーポートが4つあるのもゲーム機としては少数派です。
WindowsCEのカスタムバージョンが搭載されている関係で本体にロゴが記載されています。しかしWindowsCEを利用するかどうかはソフトベンダー次第とのこと。
左側から、電話線、AV OUT、電源AC、シリアル端子。AV OUTはVGAボックスを接続することで、PCモニターにも表示できる(対応ソフトに限る)。
ドリームキャストの本体裏側。
左側のモデムを外した状態。
まずはドリームキャストのモデムを分解!
モデムユニット。別売りのブロードバンドアダプタを装着することでLAN接続が可能。
モデムユニットのアップ。
ドリームキャスト、モデムユニットの基盤。
ロックウェル社のモデムチップ。RP336LD R6785-17
裏側にはセガの315-6317というチップが乗っています。
続いてドリームキャスト本体を分解!
ドーリームキャスト本体を開けた状態。
電源基盤側。
電源基盤の上から。
ドリームキャストの電源基盤。「KATANA」はドリームキャストの開発コードネーム。
ドリームキャストの電源基盤の型番とメイン基盤接続端子。
ドリームキャストの電源基盤の裏側。
ドリームキャストの冷却ファン。小型タイプです。
GD-ROMドライブの内部を見ていく
本体から電源ユニットを外した状態。本体の中央にある黒いユニットはGD-ROMドライブ(ヤマハと共同開発した倍密CD-ROM)。
GD-ROMドライブユニットの型番部分。ここにもコードネームKATANAの記載。
GD-ROMドライブユニットのメイン基盤のシールドをはがした状態。
GD-ROMドライブのメイン基盤表。
GD-ROMドライブメイン基盤の裏側。
GD-ROMドライブメイン基盤に搭載されているLSI。 OT19220 OAK TECHNOLOGY 831A41Eの記載。
GD-ROMドライブの可動部分のユニット。
ついにドリームキャストのマザーボードへ到達!
電源とGD-ROMドライブユニットを外した状態。この下にメイン基盤があります。
ドリームキャストメイン基盤を取り出した状態。
こちらがメイン基盤。意外とコンパクトにまとまっている印象です。中央のシルバーのヒートシンクがGPU PowerVR2 、その下がCPU SH-4です。
ドリームキャストメイン基盤の裏側。
ドリームキャストのGPUはどんな感じ?
GPU PowerVR2 ヒートシンク部分。
ヒートシンクを取り除いた状態。GPUのPowerVR2 315-6225。SEGA 315-6225 9902PX454と書かれています。さらにこのカバーをはがすと、、、
このような状態で、コアが見えます。コアの上にある白いものはグリス(熱伝導体)で、剥がしてみようとしたところ、、、
コアがすっぽり取れてしまいました。
続いてドリームキャストのCPUを見る
こちらは、日立製のCPU SH-4(200MHz/360MIPS) HD6417091です。
メモリはサムスンのDRAMで計16MB。
ドリームキャストメイン基盤にもコードネームの「KATANA」が。
というわけで、懐かしのドリームキャスト分解レビューでした。
最近、PS3/XBOX360でドリームキャストのゲームがダウンロード販売されているようです。個人的に凄くおすすめなのが音ゲーのスペースチャンネル5です。
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