
Acrobatを起動すると表示される「AIアシスタント」や「生成要約」を使わない場合は、環境設定から生成AI機能をまとめて無効にできます。
生成AIをオフにしても、PDFの閲覧、印刷、コメント、編集などの通常機能は引き続き利用できます。
この記事では、Windows版とMac版のAcrobatでAIアシスタントを消す方法に加え、スマートフォン版の設定や、項目が見つからない場合の対処法も紹介します。
AcrobatのAIアシスタントは環境設定から無効化できる
AcrobatのAIアシスタントを使わない場合は、「生成AI機能を有効にする」という設定のチェックを外します。
現行のAcrobatでは、AIアシスタントだけを個別に停止するのではなく、生成AIに関する機能をまとめてオフにする仕組みです。
設定を変更すると、AIアシスタントのほか、生成要約やAIによる提案なども無効になります。
なお、この操作はAcrobatからAI機能そのものをアンインストールするものではないため、同じ設定をオンにすれば後から再び利用できます。
Windows版Acrobatで生成AIをオフにする方法
Windows版のAcrobatまたはAcrobat Readerでは、次の手順でAIアシスタントを無効化できます。
- Acrobatで開いているPDFをすべて閉じます。
- 画面左上の三本線の「メニュー」をクリックします。
- 表示されたメニューから「環境設定」をクリックします。
- 環境設定画面の左側にある分類から「生成AI」を選択します。
- 「生成AI機能を有効にする」のチェックを外します。
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
古い画面表示のAcrobatを使用している場合は、画面上部の「編集」から「環境設定」を開けることがあります。
設定後もAIアシスタントのボタンが残っている場合は、Acrobatを一度終了してから起動し直してください。
Mac版Acrobatで生成AIをオフにする方法
Mac版では、次の手順で生成AI機能を無効化します。
- Acrobatで開いているPDFをすべて閉じます。
- 画面上部の「表示」から「環境設定」を開きます。
- 環境設定の分類から「生成AI」を選択します。
- 「生成AI機能を有効にする」のチェックを外します。
- 「OK」をクリックして変更を保存します。
Acrobatのバージョンによっては、「Acrobat」または「Adobe Acrobat Reader」メニュー内に「環境設定」が表示される場合があります。
スマートフォン版Acrobatで生成AIをオフにする方法
Android版とiPhone・iPad版のAcrobatでも、生成AI機能をオフにできます。
基本的な操作手順は、Android版とiOS版で共通です。
- Acrobatアプリを起動します。
- 画面右上のプロフィールアイコンをタップします。
- 「環境設定」をタップします。
- 「Acrobatで生成AI機能を有効にする」のスイッチをオフにします。
この設定をオフにすると、AIアシスタントや生成要約などの生成AI機能が非表示になり、従来に近いPDF閲覧画面で利用できます。
「生成AI」の設定項目が見つからない場合
環境設定に「生成AI」が表示されない場合は、次の点を順番に確認してください。
開いているPDFをすべて閉じる
生成AIの設定を変更する前に、Acrobatで開いているPDFをすべて閉じます。
複数のタブでPDFを開いている場合は、すべてのタブを閉じてから環境設定を確認してください。
Acrobatを最新版に更新する
古いバージョンでは、生成AIの項目が存在しなかったり、現在とは異なる場所に表示されたりすることがあります。
Acrobatの「ヘルプ」から「アップデートの有無をチェック」を実行し、利用可能な更新があれば適用してください。
新旧の画面でメニューの場所を確認する
Acrobatはアップデートによって画面構成が変更されるため、環境設定を開くメニューの場所が異なることがあります。
Windows版で三本線のメニューが見当たらない場合は、画面上部の「編集」内を確認してください。
Mac版では、「表示」のほか、「Acrobat」または「Adobe Acrobat Reader」メニュー内も確認してください。
会社や学校の管理者に確認する
会社や学校から支給されたパソコンでは、管理者がAcrobatのAI機能を一括管理している場合があります。
設定項目を変更できない場合や項目自体が表示されない場合は、組織のシステム管理者に確認してください。
生成AIをオフにすると使えなくなる機能
「生成AI機能を有効にする」のチェックを外すと、主に次の機能が利用できなくなります。
- PDFの内容について質問できるAIアシスタントです。
- 文書の要点を自動でまとめる生成要約です。
- 文書の内容に応じて表示されるAIによる質問候補や提案です。
- モバイル版で提供される生成AI関連機能です。
一方で、PDFを開く、文字を検索する、印刷する、コメントを付ける、フォームへ入力するといった通常の機能には影響しません。
Acrobat Proで利用できる通常のPDF編集機能も、生成AIの設定とは別の機能です。
AIアシスタントをオフにする際の注意点
有料契約は自動で解約されない
生成AI機能をオフにしても、AcrobatやAIアシスタントの有料プランは自動的に解約されません。
料金の支払いも停止したい場合は、設定変更とは別にAdobeアカウントの契約内容を確認する必要があります。
Adobeへのすべての通信が止まる設定ではない
生成AIを無効化すると、Acrobat内の生成AI機能を利用しない状態にできます。
ただし、アップデートの確認、クラウドストレージ、診断情報などを含むAdobeへのすべての通信を停止する設定ではありません。
アップデート後は表示を再確認する
通常は設定が保存されますが、大きなアップデートによって画面や項目名が変更される可能性があります。
AIアシスタントが再び表示された場合は、環境設定の「生成AI」を開き、チェックが外れているか確認してください。
AcrobatのAIアシスタントを再び有効にする方法
AIアシスタントを再度使いたくなった場合は、無効化したときと同じ環境設定を開きます。
「生成AI機能を有効にする」にチェックを入れて「OK」をクリックすると、生成AI機能が再び有効になります。
設定直後に表示されない場合は、Acrobatを再起動してください。
まとめ
AcrobatのAIアシスタントは、環境設定の「生成AI」から「生成AI機能を有効にする」のチェックを外すことで無効化できます。
この設定では、AIアシスタントだけでなく、生成要約やAIによる提案などの生成AI機能もまとめてオフになります。
PDFの閲覧や印刷、コメント、通常の編集には影響しないため、生成AIを使わない場合は安心して無効にできます。
