Adobe Acrobatには、PDFを画面いっぱいに表示して集中して読める「フルスクリーンモード」があります。
メニューやツールバーなどのUIをすべて非表示にし、余計な表示を完全に排除できるため、プレゼンや講義、スライド形式の資料閲覧にも最適です。
左右キーやスペースキーでページ送りができ、キーボード操作だけで快適に閲覧できます。本記事では、その切り替え手順をわかりやすく解説します。
フルスクリーンモードの切り替え手順
AcrobatでPDFを開き、左上にあるメニューから 「表示(W)」→「フルスクリーンモード(F)」 を選択します。
または、キーボードショートカット「Ctrl + L」(MacはCommand + L) でも切り替え可能です。
すると、このように画面いっぱいにPDFが表示されました。フルスクリーンモードを解除・終了するにはキーボードのEscキーを押してください。
フルスクリーンモードの操作方法について
フルスクリーン上ではアイコンなどを使った操作方法ができないため、マウス・キーボードによる操作のみとなります。それぞれの操作方法について解説します。
キーボード操作
操作 | 内容 |
---|---|
Esc | フルスクリーンモードを終了 |
左右矢印キー | 前/次のページへ移動 |
上下矢印キー | 前/次のページへ移動 |
Page Up / Page Down | 前/次のページへ移動 |
スペースキー | 次のページへ移動 |
Shift + スペースキー | 前のページへ移動 |
Home | 最初のページへ移動 |
End | 最後のページへ移動 |
Ctrl + L(MacはCommand + L) | フルスクリーンモードの開始/終了 |
マウス操作
操作 | 内容 |
---|---|
左クリック | 次のページへ移動 |
Shift + 左クリック | 前のページへ移動 |
スクロールホイール(上/下) | ページ送り/戻し |
Ctrl + ホイール回転 | 拡大/縮小 |
閲覧モードとの違い
閲覧モードでは、上部にタイトルバーが、下部にフローティングツールバーが残り、ズームやページ移動といった操作が可能です。
一方、フルスクリーンモードではこれらもすべて非表示となり、画面いっぱいにPDFだけを表示できます。
読書に集中したいときや、プレゼンテーションでPDFを表示する際には、フルスクリーンモードの利用がおすすめです。
閲覧モードについて詳しく知りたい方は、次の記事をご参考ください。

まとめと注意点
フルスクリーンモードは、余計なUIを完全に排除し、PDFに集中できる表示方法です。
ショートカットキーで素早く切り替えられるため、資料の発表や長時間の読書にも便利です。
ただし、閲覧モードと異なり画面上に操作パネル(アイコン)が表示されないため、ズームやページ指定はキーボードやマウスで行う必要があります。
そのため、事前に操作方法を覚えておくとスムーズに利用できます。
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