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Acrobatの新しいUIが使いにくい! 旧バージョンに戻す方法【2025年最新手順】

Acrobat

Acrobatの新しいUI

Adobe Acrobatをアップデートすると、操作画面(UI)が大きく変わり、「新しいAcrobatエクスペリエンス」と呼ばれる新バージョンが適用されます。

しかし、この新しいUIは「使いにくい・使いづらい」「どこに何があるのかわからない」といった意見が多く、昔からのバージョンに慣れていた人には、大きなストレスです。

Adobeはバージョンアップを繰り返すごとにUIが使いにくくなります。もうAcrobat8の頃のUIに戻して…

実際、作業効率が落ちてしまい「仕事に支障が出た」という人も多く、よく相談を受けます。

そこで今回は、AcrobatのUIを以前の使いやすいバージョンに戻す方法をわかりやすくご紹介します。

 

新しいAcrobatを旧UIに戻す手順

Acrobatのメニューから選択

1.Acrobatを起動した状態で、左上の【メニュー】をクリックします。

2.表示されたメニューの中から「新しいAcrobatを無効にする」を選択してください。

すると、以下のようなメッセージが表示されます。

 

Acrobatの再起動画面

 

Acrobat を再起動

新しい Acrobat エクスペリエンスを無効にするには、アプリを再起動してください。新しいエクスペリエンスを無効にすると、契約書の下書きおよびテンプレートにアクセスできなくなります。

 

3.メッセージ下部の【再起動】ボタンをクリックします。

 

以前のAcrobatに戻った

4.Acrobatが自動的に再起動され、以前のUI(旧バージョンの操作画面)に戻ります。

逆に最新のUIに戻す時は、上にあるメニューバーから「表示(V)」をクリックしてその中にある「新しいAcrobatを有効にする」を選べば元に戻ります。

 

旧UIに戻すメリットと注意点

 作業効率が戻る

従来の見慣れたインターフェースに戻ることで、ツールの場所や動作が直感的にわかりやすくなり、作業効率がアップします。

特にPDF編集やフォーム作成を頻繁に行う方にとっては、ストレスの軽減につながるでしょう。

 

一部機能が使えなくなる

ただし、Acrobatの「新しいエクスペリエンス」では、以下のような最新AI機能(Adobe Acrobat AI Assistantなど)が順次実装されています。

  • PDFの内容要約(Summarize)
  • 質問応答(Ask your PDF)
  • コンテキストに応じた提案
  • 自動フォーマットやスマート編集 など

これらのAI機能は、新UIを前提として設計されており、旧UIでは非対応です。

AI機能を使いたい場合は、再びメニューから「新しいAcrobatを有効にする」を選び直し、新UIに切り替える必要があります。

 

なぜ、Adobeは使いにくいUIに変更したの?

Acrobatの新UI

 

AdobeがAcrobatのUIを大きく変えた背景は、公式発表やインタビューから次の点を上げています。

 

複数プラットフォームでのデザイン統一

Acrobatは、Windows・macOS・Web版・モバイル版がありますが、旧UIはそれぞれ見た目や操作体系がバラバラでした。

新UIは「共通のデザイン」に基づき、どのデバイスでも似たような操作感になるよう統一を図ったとのことです。

 

Windows 版のアクロバット

こちらが、最新のWindows版Acrobatの画面。

 

Web 版のアクロバット

こちらが、Web版のAcrobatの画面。Windows版と同じUIで画面操作できる。

 

新機能の追加と拡張性確保

旧UIは、懐かしきWindows95時代からの設計をベースに改修を重ねてきたため、新機能を追加する際の制約が多かった(バージョンがCCになった辺りで一度大きな変更があったけど)。

最近では、AI機能(Adobe Sensei)やクラウド連携、電子署名、共同編集などを追加しやすくするため、UI構造を一新する必要があった。

 

クラウド連携・サブスク戦略への最適化

Adobeだけではないが(マイクロソフトのオフィス Word/Excel等も)、近年Acrobatを単なる「PDF閲覧・編集ソフト」から、クラウドサービスのハブへと変えています。

新UIは、クラウド保存、オンライン共有、AI機能へのアクセスを前面に出すレイアウトになっており、Adobe Document Cloudの利用促進が狙いです。

 

タッチ操作やアクセシビリティ対応

タブレットやタッチスクリーンPCでの操作性を改善するため、アイコンを大きく、ツールバーを再配置

高解像度ディスプレイや視覚支援機能にも最適化されてます。

 

つまり、新機能やクラウド機能、そしてどの端末でも同じ操作ができるようにすることを目的に変更されたわけですが、これらを全く使わないユーザーにとっては、単に使いにくくなっただけという結果になっています。

端的に言えば、今回のUI変更はユーザー体験の統一と将来の機能追加に備えた土台作りが主な目的です。

以上のことから、UIが以前のレイアウトに完全に戻る可能性は低く、今後は新UIをベースにさらに改善が加えられていく方向になると思います。

 

まとめ

「Acrobatの新しいUIがどうしても使いづらい…」という人には、今回紹介した方法で以前のバージョンに戻すのがいいんじゃないでしょうか。

作業の快適さは、日々の業務のパフォーマンスにも直結します。自分に合ったUIで、効率よく作業を進めてください。

 

ただ、、、

時代は動いている・・・w

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