100均のダイソーで車につける「初心者マーク(若葉マーク)」全3種類を購入したので、使い方・感想などをレビューします。
ほとんどの教習所では、卒業したら初心者マークを貰えることが多いですが、なくしてしまったり、もらえなかったりした場合は自分で購入する必要があります。
購入する際は、どのタイプの初心者マークがいいか迷わないために、ここでは全ての初心者マークのレビューを行いたいと思います。
ちょっとおさらい。初心者マークについて
免許取得から1年間、初心者マークを付けなければならなくなったのは、制度導入の1972年(昭和47年)10月1日からです。
一般的には「初心者マーク」「若葉マーク」と呼ばれていますが、通称であり道路交通法では「初心運転者標識等の表示義務」*1という記載になっています。
初心者マークは、車の前後に取り付ける必要*2があります。
初心者マークの大きさ・サイズは、縦18.5㎝、横11.6cmと決められています(なぜ中途半端なサイズ?)。
また、免許取得1年以上の人が、初心者マークをつけて車を運転しても罰則はありません。
たまに運転するペーパードライバーの人が付けても問題ないということ。というのは、1年以上の人が初心者マークを付けることに関しての記載が道路交通法に無い為です。
参考資料
道路交通法第71条の5第1項並びに第2項
*1 「初心運転者標識等の表示義務」
*2 「運転する車両の前後の視認性の高い部分(地上0.4 – 1.2 m以内)に掲示する義務」
初心者マークの売り場・どこに売っている?
ダイソーの「車・カー用品コーナー」に初心者マークが置いてあります。
初心者マークの他にも「車椅子マーク」「高齢者マーク」や「ドライブレコーダーマーク」も置かれています。
初心者マーク吸盤タイプ
初心者マークの吸盤タイプです。パッケージの表側には「道路交通法施行規則適合品」の文字が書かれています。
初心者マーク吸盤タイプのパッケージ裏側です。裏側にはご使用方法・保管方法・ご使用上の注意が書かれています。
ご使用方法
- 車内側に取り付けてください。
- 吸盤が使用できる平らな面に、汚れを落としてから取り付けてください。
- 車から降りる際は必ず取り外してください。
- 関連法規を確認してから使用してください。
乳幼児の手の届かない場所に保管してください。
ご使用上の注意
- 安全運転の妨げになる場所に取り付けないでください。
- 曲面や凹凸な場所に取り付けないでください。
- 塗装面が60℃以上になる所には取り付けないでください。
- 本来の用途以外に使用しないでください。
- 塗装焼け・日焼け・色あせによる跡やその他のトラブルに関して、当社では一切の責任を負いかねます。ご了承ください。
- 生産に万全を期しておりますが、万一不良の場合にはお買い上げ店にてお取り替えさせていただきます。本品使用目的以外の使用に起因するなど、本品の欠陥に基づかない損害については当社では責任を負いかねます。あらかじめご了承の上お買い求めください。
初心者マークの吸盤タイプの表側です。上方には、白い吸盤がついています。初心者マークのサイズは、縦が19cm(吸盤を含む)/18.6cm、11.4cmで、材質は塩化ビニール樹脂です。
初心者マーク吸盤タイプ裏側です。表側のマークが透けてるだけで、裏には何もありません。
初心者マークは、薄いプラバンに印刷されてるような感じで、唯一厚みがあるのは、上方にある吸盤のみです。
初心者マークの重さは、約13gでした。とても軽いので、正しく取り付ければ重さで落ちるということはないと思います。
早速車に取り付けてみたいと思います。今回は後ろの窓に取り付けため、吸盤を逆向きにします。
吸盤を取り付ける際は、窓の汚れをよく拭き落としましょう。
汚れがある状態で吸盤を取り付けると、ちょっとした振動ですぐに落ちてしまいます。
こちらが後ろの窓ガラスに取り付けた様子です。ただこの車の窓ガラスはスモークが入っているため、初心者マークが認識しづらく、法律に違反する可能性が高いです(今回は取り付け例として掲載しました)。
ですので、このようなスモークが入ってる場合は、次に紹介するマグネットタイプになるかと思います。
ちなみに窓の外側につけると、風であおられた時に、下落して後続車にぶつかる恐れがありますので、つけない方が良いです。
初心者マーク マグネットタイプ
初心者マークのマグネットタイプです。パッケージの表側には「道路交通法施行規則適合品」の文字が書かれています。
また「ご注意」として下記の内容が記載されています。
貼り付け面のホコリ、油分、水分を拭き取ってから使用してください。ボディに取り付けたままにしておくと、気象条件などにより、ボディヘの固着・色あせ・サビ・白化など塗装面を傷つける場合があります。車から降りる際は必ず取り外してください。
この注意事項について、下記の「マグネット式の注意点」で詳しく説明します。
初心者マークのマグネットタイプのパッケージ裏側です。裏側には下記の事柄が記載されています。
ご使用上の注意
- 貼り付け面のほこり、油分、水分を拭き取ってから使用してください。
- 平らな面へ取り付けてください。
- 安全運転の妨げになる場所に取り付けないでください。脱落する恐れがあります。
- 曲面や凹凸な場所に取り付けないでください。
- 磁気に影響を受けるものに近づけないでください。
- 車から降りる際は、取り外してください。新車でも塗装面が弱い場合があります。
- 塗装面が60℃以上になる所には取り付けないでください。
- 再塗装車に装着しないでください。
- ボディに取り付けたままにしておくと、気候条件により、ボディへの固着・色あせ・サビ・白化など塗装面を傷つける場合があります。
- 本来の用途以外に使用しないでください。
- 生産に万全を期しておりますが、万一不良の場合にはお買い上げ店にてお取り替えさせていただきます。本品使用目的以外の使用に起因するなど、本品の欠陥に基づかない損害については当社では責任を負いかねます。あらかじめご了承の上お買い求めください。
初心者マークのマグネットタイプの表側です。初心者マークのサイズは、縦が18.5cm、11.5cmで、材質は塩化ビニール樹脂、マグネットラバーです。
裏面は、全体がマグネットシートになっています。
初心者マークの重量は、32 gでした。
マグネット式の初心者マークは、厚みが0.7mmでした。
車の後ろに、マグネット式の初心者マークを貼り付けた状態です。
余談ですが、マグネットタイプは高速で飛ばそうが、雨が降ろうが、そのまま洗車しようが、取れたり落ちることはありませんでした。
初心者マーク ミニステッカータイプ
初心者マークのステッカー・シールタイプです。パッケージの表側には「貼って剥がせる」「道路交通法施行規則適合品ではありません」の文字の他に下記の文言が書かれています。
※ フロントガラス、運転席、助手席側のサイドガラスには貼らないでください。
つまりこのシールだけでは、法律上、初心者マークとしては認められないということです。
初心者マークのパッケージ裏側。下記の内容が記載されています。
以下の場所には貼り付けできません。
皮・木・再塗装面・強い曲面・ゴム・粗いシボ面や凹凸のある場所/ボディ・ホイール・エンジン周りやマフラーなど高温・高熱になる場所/運転時の視界や操作に妨げになる場所/保安基準を犯す場所/フロントガラス/開閉式窓ガラス/運転席および助手席のサイドガラス/オープンカーなどのプラスチックや塩化ビニール製の窓/ヘッドライトやランプ類/ナンバープレート/ワイパーゴムに解消する場所
使用上の注意
- 運転の妨げになる場所に取り付けないでください。
- この商品は消耗品です。
- 使用状況や経年劣化によっては商品に色あせが生じる場合があります。
パッケージを開けると、初心者マークのシール2枚、取扱説明書1枚が入っています。初心者マークのサイズは3.8cmx6cm、材質はポリプロピレンです。
初心者マークのシールを剥がすと、このようになっています。貼ってはがせるタイプのため、しまう時はここにもう一度、形を合わせて貼り付けます。
初心者マークを窓ガラスに貼り付けた状態です。パッケージにも書かれている通り、ワイパーなどにぶつかりるため、ここへの貼り付けは推薦されていません。
ボンネットのところに貼り付けた状態です。初心者マークの小ささが分かるかと思います。
このシールは車に取り付けるというよりも、子供の車のおもちゃなどに貼り付けるのが、サイズ的にもぴったりと合うのではないでしょうか。
マグネット式の注意点
車のボディに、四角い跡が2箇所あるかと思います。なぜ出来たかというと・・・
車椅子シールのマグネットタイプを貼り付けたままにしたら、跡がついてしまいました。
上の画像は車椅子シール裏側のマグネット部分ですが、上部にうっすらと砂がついているのが、見えるかと思います。
マグネットタイプは、貼り付けたままにしとくと、砂が入り込んできてしまい、車のボディの塗装を傷つけてしまいます。
ですので、パッケージも記載されている通り、マグネット式のつけっぱなしは、お勧めしません(特に駐車場がアスファルトではなく砂利や砂の場合)。
例えば頻繁に車を乗り換える、営業職やカーシェアリング、レンタカーなど一時的に取り付ける場合には、良いかと思います。
以上、ダイソーで売られている3種類の初心者マークを紹介しました。