無印良品が販売している「サーキュレーター(低騒音ファン・大風量タイプ)」を購入したので、レビューします。
左が無印のサーキュレーター大で、右側がアイリスオーヤマ製。
今までアイリスオーヤマの小型タイプを使っていましたが、風量を大にすると音が大きく使うたびにイライラしていました。

そこで静かなタイプのサーキュレーターを探していたところ、口コミなので評判が良い無印のサーキュレーターを知りました。
無印のサーキュレーターは「大・小」の2種類あり、どっちにしようか迷いましたが、大の方が低速で回しても風量が出るため大の方を購入しました。
左が無印良品、右がアイリスオーヤマ。商品名に「大」と付くだけあってその差は歴然です。
今まで部屋の隅に、このようにしてサーキュレーターを設置していました。
今回購入した無印良品のサーキュレーター大に置き換えた様子。
でかい。
ただ、でかい分、低速でファンを回した時も風量も違うため、期待できます。
出来る男って感じでしょうか。
無印良品 サーキュレーター大の開封チェック
サーキュレーターの箱は無印良品共通のシンプルなデザインで、赤文字で商品名「サーキュレーター(低騒音ファン・大風量タイプ)・ホワイト」と型番「AT-CF26R-W」が書かれています。
付属品は本体と説明書1枚のみでシンプルです。
部屋の下の空気を上に持ち上げる機能のため、ファンと台座の距離はほとんどなく、見た目はほとんど「ファンだけ」という感じです。
サーキュレーターの裏側の様子。中央部分に電源スイッチを兼ねた、風量調整ダイヤルがあります。
風量は「1~3」段階で調整可能です。
後ろ側の台座には、商品説明ラベルが貼られています。製造年月日は2021年でした。設計上は約10年使えるようです。消費電力は32.5W(50Hz時)です。
サーキュレーターの左右にはボタンが有り、ここを押しながら前面のファンガードカバーを引っ張り出すことで、外すことはできます。
ファンガードを外すと、内部のファンに直接触れることができるため掃除がしやすくなります。
本体の他に、二つ折りの説明書が1枚入っています。
無印良品 サーキュレーター大のサイズについて
サーキュレーターの全面の直径を測ってみます。
サーキュレーターの全面の直径は約33cmでした。
続いて、サーキュレーターの向きを真上にした状態で高さを測りました。こちらは約35cmでした。
続いて、台座の直径を測ります。
台座の直径は約24cmでした。
サーキュレーターの風の向きを4段階変えられる
無印良品のサーキュレーターは、風の方角を4段階で変更することができます。これは真横にした状態です。
一段上に向けた状態です。
二段上に向けた状態。
三段上に向けた状態。
そして、4段上に向けた状態で真上、つまり90度になります。
無印良品・アイリスオーヤマ サーキュレーター騒音比較・チェック
さて、無印良品のサーキュレーター買い替えて、どのくらい騒音が変わったのでしょうか。
専門機器ではないので、数値の信頼性は低いですが、スマホの騒音測定アプリを使って調べてみたいと思います。
まずは今まで使っていた、アイリスオーヤマのサーキュレーターの騒音を測定します。
サーキュレーターから、約20cm離れたところにスマホを置いて騒音の度合いを測ります(音を測るマイクはスマホの下に付いている為、サーキュレーター側にスマホのお尻を向けて計測)。
アイリスオーヤマ サーキュレーター騒音チェック
サーキュレーターの電源を入れていない状態。約14デシベル。
サーキュレーターを1段階(弱)で動かした時。約27デシベルです。
サーキュレーターを2段階(中)で動かした時。約36デシベルです。私は36デシベルでも結構気になり始めます。
サーキュレーターを3段階(大)で動かした時。約41デシベルです。このぐらいになると、イライラして集中できませんw
無印良品 サーキュレーター騒音・チェック
先程と同じように、無印良品のサーキュレーターから約20cm離して、騒音をチェックしてみたいと思います。
サーキュレーターの電源を入れていない状態。約13デシベル。
サーキュレーターを1段階(弱)で動かした時。約17デシベルです。これは動いているの?と思うくらい本当に「静音」。但し風量も出ない。
サーキュレーターを2段階(中)で動かした時。約42デシベル。アイリスオーヤマが同じ2段階目で36デシベルだったので、無印の方がうるさいです。
この時の第一印象は「どこが静音なんだよ!無印の嘘つき!」です。
あのー、1段目と2段目の回転速度の差がでかいんですよ。
回転数を100%で表すと、1段目は15%、2段目は70%、3段目は100%って感じ(実際の数値ではなく、騒音から受けた印象)。
普通、3段階だったら33%毎に均等に増やす感じにしない?なんちゅう設計をしてるんだ。
ただ、アイリスオーヤマよりファンのサイズがでかいので、風量はもちろんあります。アイリスオーヤマの3段階(大)に匹敵するんじゃないかな。
サーキュレーターを3段階(大)で動かした時。約51デシベルです。
こっちもアイリスオーヤマのより騒音が大きいですが、もちろん風量あります。感覚でいうと2倍位かな。
実際、寒い冬場に暖房入れてサーキュレーターを最大で回すと、部屋の温まり方にはっきりと時間差が出るのが分かります。
上記の画像は、説明書に書かれていた騒音の数値。測定方法が違うと思うので差が出ています。
ちょっと本体から20cmの所で測定するのは近すぎたかな。
他に参考として、使用期間の条件が書かれている個所です。
結論。無印良品のサーキュレーターもうるさい。静音でもない。
無印のサイトでは「消費電力が少なく、低騒音のモーター(コンデンサモータ)」とアピールしているけど、このモーターが特別静かなタイプかというと、そうでもない(値段が上がるけどECモーターの方が上)。

うーん、静音という観点では、微妙。
デザイン・設置スペースの問題を許せば2~3千円で売ってる扇風機の方がファンが大きく安い為、そっちの方が良いんじゃないかな。
静音求めている人は、値段上がるけどDC/ECモーターを採用した扇風機とか。
ちょっと買ってよかった!っていう満足度は低いです。
まぁでも、はじめてサーキュレーターを買う場面なら、消去法で選ぶって感じです。
アイリスオーヤマの小型や無印良品の小タイプよりいいと思いますよ。場所が許せば。風量が全然違うので、部屋の温まり方の速さが違います。
特に冬場の「足元が寒い!」って問題は、完全じゃないにしろ、そこそこ解決してくれます。
期待していた人、すまん。なんか微妙なレビューになってしまったw
この記事の初めでも書いた通り、7畳の部屋で使った感想なので、もっと広い部屋やお店などの少し騒がしい場所で使った場合は、また別の感想になると思います。
無印の店舗では展示して触れるところもあるので(ラゾーナ川崎では展示して触れた)、実物を見てみるものいいと思います。
ただ、店内は自宅と違い騒がしいので、動作音は分かりにくいです。私も店舗で確認したにも関わらず、自宅での第一印象が「うるさい!」でしたから。
サーキュレーターを使用する場所を考慮して、このレビューを読んでもらえれば幸いです。
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