加湿器には、主に4種類あります。
超音波式
超音波の振動によって、水を細かい水滴にして加湿する。電気を消費が少ない。
スチーム式・沸騰タイプ
電気の熱で水を沸騰させ、蒸気を出して加湿。ポットと同じ原理で電気を多く消費する。
気化式
フィルターに水を付けて風を当てることで、水を蒸発させて加湿。電気の消費は少ないが、加湿力が弱い。
ハイブリッド式
部屋の湿度に応じて、スチーム式・気化式の2通りで動作する。
超音波式の加湿器を勧めない理由
こちらは超音波式の水を入れる容器です。購入したばかりの状態。
一週間使い続けた後の様子。本体の水受け部分にざらつきが見えます。
スポンジで中を清掃し、水を端っこに集めた様子。色がついています。
1ヶ月間使い続けた後の様子。蒸気が出るところは手が入らず、ご覧のように茶色い水垢が付いています。
このように、超音波式は清掃が大変なため、おすすめしません。掃除を怠ると、内部で繁殖した水垢や菌がスチームと一緒になってできて、病気の原因になったりします。
このような、衛生面で問題がある加湿器がなぜよく売れているかというと「本体と電気代が安く済む」からです。
また、掃除をせず内部が水垢だらけの状態で使っても、免疫力が弱い人以外は、明確に風邪をひきやすくなるなど、はっきりした症状が現れないことも一因だと思います。
スチーム式・沸騰タイプの加湿器はどうか
左はポット型の加湿器で、右側はコンパクトタイプの加湿器です。両方ともスチーム・沸騰タイプです。
コンパクトタイプの加湿器
コンパクトタイプは構造が少し複雑な為、清掃が面倒です。
熱が出る部分が小さいため、カルキが溜まりやすくなります。また凹凸がある部分は清掃しにくいです。
ポットタイプの加湿器
ポットタイプも底にカルキ溜まりますが、スチーム式の水垢・菌と違い溜まっても、部屋に菌をまき散らす心配ありません。
スチーム式・沸騰タイプの清掃方法は、クエン酸を水に溶かして沸騰させるだけです。
紙コップに取り出した、クエン酸30gをポットに入れた水に投入します。
加湿器に付いている「クエン酸洗浄」のスイッチを入れて数時間待つと、ご覧の様に白いカルキが取れています。
この後、中のお湯を捨て、水で軽くすすぎ清掃完了です。
加湿器の掃除は「面倒くさい」と感じている人は、掃除が楽なポットタイプのスチーム式加湿器をお勧めします。