
ExcelのIF関数で複数条件を指定する方法について、原因を切り分けながら直す方法を解説します。
画面やメニューの名称は、Windows版のExcel for Microsoft 365・Excel 2024を基準にしています。
最初に確認したい結論
すべての条件を満たす判定にはAND関数、どれか一つを満たす判定にはOR関数をIF関数の論理式へ入れます。
大切なファイルを操作するときは、先にコピーを作成してから対処してください。
主な原因
IF関数だけを何重にも入れると、条件の順番や括弧が分かりにくくなります。
ANDとORでは複数条件の判定方法が異なります。
文字列の条件は半角のダブルクォーテーションで囲む必要があります。
対処方法
AND関数ですべての条件を判定する
- IF関数の論理式へAND関数を入力します。
- AND関数内へ「売上が目標以上」「在庫が1以上」のような条件をカンマで並べます。
- すべて真のときに表示する値と、それ以外の値をIF関数で指定します。
OR関数でいずれかの条件を判定する
- IF関数の論理式へOR関数を入力します。
- 「担当がA」または「担当がB」のような条件を指定します。
- どれか一つでも真なら、IF関数の真の場合の値が返ります。
条件の優先順位を整理する
- 複数のIFを入れ子にする場合は、判定範囲が狭い条件から並べるか仕様を整理します。
- 条件ごとの境界値が重なっていないか確認します。
- テスト用の値を複数用意し、すべての分岐で期待した結果になるか確認します。
作業するときの注意点
Microsoft 365など対応版ではIFS関数を使うと、複数の条件分岐を読みやすくできる場合があります。
数式が長くなる場合は、条件を補助列へ分けると保守しやすくなります。
まとめ
すべての条件を満たす判定にはAND関数、どれか一つを満たす判定にはOR関数をIF関数の論理式へ入れます。
一度に複数の設定を変えず、原因になりそうな項目を一つずつ確認すると元に戻しやすくなります。
